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嬉しくて、幸せで、泣きそうで、そんなときは ちぎれるくらい尻尾を振ろう


by Nothings_real-17
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こなつへ

あれからちょうど10年経ちました。
こなっちゃん、貴方が生きていれば18歳。
もう本当におばあちゃんだね。
私も気づけば30歳を越え、いい加減大人になりました。
それでも貴方の話をする時は、あっという間にあの頃に戻ります。

晴れた日はワクワクしながら2人であちこち出かけたよね。
貴方は草むらへ探検に。私は河原で日向ぼっこ。
ずっとずっと、そんな時が過ぎるんだと思ってた。
貴方の笑顔を見て、幸せだって思ってた。

今でもあの日を鮮明に思い出すよ。
この時期になるとあの時と同じ空気になるし、
よく見上げた空と同じ雲が浮かんでる。
一瞬で寂しくなって、心細くなって。
ぎゅーって抱きしめたくなる。

ただただ泣いて貴方を撫で続け、一晩中抱きしめ続けたあの夜。
明日になれば貴方の肉体でさえも無くなってしまう。
そう思うと、寝られないし離れられない。
出棺する寸前まで涙を流し続け、貴方を撫で続けた。
「いやだ離れたくない」とあんなに思ったのは、
後にも先にもあの瞬間だけ。

もう2度と会えない。話さない。触れない。

10年経っても、鮮明に覚えてる。

すっかり会えなくなったけど、忘れる事なんて一度もない。
こんなにも強く、長く、私の中で生き続けてるよ。
貴方はもう私の一部。
私と共に同じ景色を見て、同じ風を感じて、同じ空を見上げよう。
私がこの世を去るまで、こなつを色んな場所へ連れてってあげるよ。
一緒に色んな場所で日向ぼっこしよう、こなつ。

# by Nothings_real-17 | 2017-10-04 20:57

こなつへ

気づけば、あなたと離れて6年。

あなたの姿を見失ってから、6年になるんだね。


あなたが大好きだった「ほねっこ」
チビと1個ずつ、2つ置いたからね。
仲良く食べるようにね。


久しぶりに「こなつーっ」って呼んでみたけど、なんか返事がない気がした。
いつものように位牌に向かって話していたけど、なんか誰もいない気がした。

しばらく黙って座ってたけど、風もなく、葉も動かず、
聞こえるのは近くで工事している重機の音だけ。


すこし不安になった。

もうここにもいないの?

じゃぁどこで会えるの?


それでも、ココの居心地がよくて、しばらく座ってた。
必死にあなたの感覚を探したけど、やっぱりなかった。

時折日差しがあたって、暖かい気持ちになれたけど、やっぱり違う。


もう私は必要ないの?


すごい物足りなさを感じて、帰ろうとコナツの位牌を撫でる。
あなたの頭を撫でる気持ちで。
想いを込めて。


一瞬、コナツがいた。
ふわっとした耳の毛。
あなたをギュッとした時に、感じた暖かさ。
体の丸さ。
フェルトの耳が、私の頬にあたる。


あぁ、いたんだね。
こんなにも近くに。
こんなにも、私のそばに。


でも感じられなくなったのは、なんでかな?
私の想いが足りないのかな?

それとも、もっと遠くにコナツが行ってしまったのかな?


今でもあなたを想う気持ちは変わらないのに、なんだかいつもと違うお墓参り。

いつも近くに感じられないのは、すごく不安でたまらないけど、
それも何か理由があるんだと思って、頑張るよ。

だから、お願いだから、消えてしまわないでね。
# by Nothings_real-17 | 2013-09-27 17:15

こなつへ

久しぶりだね。
もうすぐ貴方がいなくなって5年にもなるんだよ。
貴方が生きていれば、13歳。
人間でいえばいくつかな?
とっくに私のお姉さんになって、今じゃオバサンになっちゃってるかな?


貴方は本当に病院が嫌いだったよね。
入口に着くと、首輪が抜けちゃうんじゃないかってくらい、
どこにそんな力隠してたんだっていうくらい、
断固として動かなかったよね。
迎えにいくと遠くの部屋から泣く声がしてた。
「はやく!はやく!」
「ここだよ!迎えにきてよ!」って騒いでた。
それまで大人しく看護婦さんの言うこと聞いていたっていうのに、
迎えにいくとその看護婦さんを吹っ飛ばして私の元にダッシュしてきてた。

もしかして病院が嫌で、病気を隠してたの?
辛くなかったはずないよね?
体だってダルかったよね?

ごめんね、気づいてあげれなくて。
結局気づいてあげれなくて、大嫌いな病院で1人にした。

謝っても謝りきれない。
この気持ち、ずっとおさまりきらない。




そこの世界では仲良くやってる?
年はとらないのかな?
もしかして耳が遠くなって、ボケてきちゃったりしてる?
私のこと、まだ覚えててくれてるかな?

5年も経ってるけど、私は貴方といた頃から何も成長してなくて、
変わったと言えば、住む場所と仕事くらい。
中身は何も成長出来てないんだ。

相変わらず飽き性だし、
相変わらずワガママだし、
相変わらずひとりぼっちは嫌いだし。

だからさ、やっぱりコナツに話しかけちゃう。
悩みや、愚痴や、なんでも「あのね」って話しちゃう。

それを黙って隣で聞いてくれる貴方は本当に優しい子だったよね。


命日に会いにいけなくてごめんね。
でも、これからだってこうやって遊びにくるよ。
コナツの大好きなお菓子を持って、会いに来るよ。


貴方は今でも、私の中に生き続けてるよ。
フワフワのまま、あたたかいまま、あの満面の笑みのまま。


ずっとずっと一緒だよ。


どうしてキミは生まれ このボクが選ばれたの?
「運命」なんて言葉じゃ なんか足りないから

1人孤独で 苦しくて なにもかも嫌になった夜は
心配そうに覗いては キミはただ黙ってそばにいたね

そうキミがボクをずっと救ってくれてたんだ ほんとうはキミの方が弱虫なはずなのに
聞こえる? ボクはずっと考えているんだ
傷つきやすいキミを ちゃんと守れていたのかな?

なにかひとつ願いが叶うとするなら キミとボクの寿命を同じ長さにしよう
10年後 100年後 また会う日まで 精一杯生きるから 夢で会いに来て

ほんとにごめんね 
最後に教えて
キミはボクと一緒で ねぇ 幸せだったかい?

キミがこのボクを作ってくれたんだ 
ボクこそが そう キミがここにいた証なんだろう

♪IMALU/4751日もういないキミへ
# by nothings_real-17 | 2012-09-29 10:39

無題

こなつへ

引越してからなかなか貴方に会いにいくことができません。
毎日毎日写真を見ては、貴方を思い出してます。

辛い時も、嬉しい時も、こなつが横に居てくれた日々。

最近は毎日のように雪が降り、道路も真っ白になりました。
今ではおっくうでしかないこの雪も、
こなつが居た頃は、朝雪が降っているだけで、わくわくしてました。

「こなつ雪だよー!」
「お散歩楽しみたねー」

そんな気持ちも今じゃなくなってしまったけど、
ハラハラと舞う雪を見て、毎度思い出すのは、

長い毛に雪球をつけてシャンシャンと歩くこなつの後ろ姿と、

ピンクの鼻にフワフワの雪を乗っけてこっちを見るこなつの顔と、

誰も足跡をつけてない真っ白な雪を、壊れたように駆け回るこなつの姿。


最近の歌を聞いて、真っ先に想像したのは貴方でした。

「ひらひらと輝くこの雪も季節も せめてあなたがそばにいれば
 今ではただ冷たくて 邪魔くさいだけね
 寒いねって言ったら 寒いねって聞こえる
 あれは幸せだったのね」

「たとえばあなたといた日々を 記憶のすべてを消し去る事ができたとして
 もうそれは私ではないと思う」

「私の半分はあなたで そしてあなたの半分は 私でできていたのね
 それならこんなに痛いのも 涙が出るのも きっと私だけじゃないね」


私の半分は間違いなくこなつでした。
でもこなつの半分は私だったかな?
こんなに悲しいのも、涙が出るのも、私だけじゃないのかな?

♪backnumber/思い出せなくなるその日まで
# by Nothings_real-17 | 2011-12-02 17:56

無題

今日が最後かな。
しばらくまた会えなくなるね。
あなたをここに一人ぼっちにさせるのが、本当に悲しい。
一緒にいれるようにすればよかったと、本気で思ったよ。

でもそれは私のワガママなんだろうな。

命日にも慰霊祭にも行けなかったから怒ってるかな。
怒るよりも、悲しくなったかな。

またしばらく会いにこれなくなるけど、
いつもいつもコナツを想ってるよ。
いつもいつも、いなくなった今でも、あなたを一番愛してるよ。

じゃあね。
「いってきます。」
# by nothings_real-17 | 2011-10-10 18:19